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30年後の家族へプレゼント

2023年度 性能向上リノベデザインアワード 優秀受賞
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Process
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  • 構造木造軸組工法2階建て
  • エリア関東信越
  • 既存築年 1964年 (築60年)
  • 改修竣工年月2022年
  • 敷地面積195.00㎡
  • 延床面積121.73㎡
  • 金額 2,500万円

断熱

等級
7
省エネ地域区分
5地域
UA値
改修後 0.23w/㎡・K

耐震

上部構造評点
改修前 0.24
改修後 1.50

新潟市東区に立つH邸。この建物は1964年に建てられた築58年の木造住宅で、これまでに増築や減築を繰り返し現在に至っている。施主はそんな中古住宅を購入し、リノベーションすることにした。
今回のリノベーションの最大の目的は、徹底した断熱改修。
そのために、屋根・基礎・構造躯体だけ残して解体することから始めた。
そうして達成したのが、UA値=0.23(新潟市がある5地域においてはHEAT20・G3基準をクリア)という、新築でも実現が難しいハイレベルの断熱性能だ。
壁は高性能グラスウール120mm+フェノール

After リノベーション後

広いLDKで家族のびのびと生活できている。
既存の外観を損ねないため、和風のガルバリウムサイディングを採用した。
右奥玄関上に14畳用のエアコンを設置。冬はこの1台(常時260w程度で運用。全館22±2℃くらいで運用している。動線の先にサッシを設け、行き止まり感を解消し奥行きを出している。
テレビボード兼耐力壁。基礎を新設し、右側の梁の荷重を受けている。
屋外と屋内の連続する天井はウエスタンレッドシダー LDKをより広く見せるためキッチン側から見て天井と床が連続するよう計画した。
壁ー天井へ連続するアーチ。照明計画をうまくすれば、もう少し演出を良くできたかも?

Before リノベーション前

S39年築部分、雨漏りが一部あったが全体として健全。床下も乾燥していた。
引受時は物量が多く足の踏み場が無いほどだった。
外観の状態は良いと感じる。なるべく既存の開口部の位置に再度開口部を設けるようにした。
旧ダイニングキッチン。北西の日の入らない位置に計画されていた。
正面の柱部分に多くの荷重がかかっていた。 この部分は、梁、基礎とも強化する位置。
2階部分。物が多く散乱しており、事前調査はまともには行えなかった。

Process リノベーション施工中

解体後荒床施工完了。増築部分は4寸角の柱も多く使われていた。
付加断熱として、ネオマフォーム45mmを施工した。
耐力壁はニチハの「あんしん」を使用した。
床はGW105mm、合板12mm、カネライト60mmとダブル断熱にしてある。
鉄骨梁が使用されており、ヒートブリッジが心配だったため、絡む部分は屋根断熱とし、下屋から2階へ断熱を連続させた。
解体直後。床は乾燥しており、軸組の痛みは多くは見られなかった。

Plan 間取り

柱はなるべく抜かず配置計画を行った。コスト上の理由と瓦、下地が健全であったことから、屋根にはパネルは乗せず、カーポートに乗せた。

Before リノベーション前

After リノベーション後

Company 企業紹介

株式会社まごころ本舗