- 耐震+断熱
- 買取再販(リノベーション済物件)
- 中国
倉敷 性能向上リノベーション-神田-
2024年度
特別賞受賞
- 構造木造2階建て
- エリア中国
- 既存築年 1982年 (築42年)
- 改修竣工年月2024年6月
- 敷地面積159.18㎡
- 延床面積88.59㎡
- 金額 1,500万円~2,200万円
断熱
- 等級
- 6
- 省エネ地域区分
- 6地域
- UA値
- 改修前 2.62w/㎡・K
- 改修後 0.41w/㎡・K
- (改修前の6.30倍に向上)
耐震
- 上部構造評点
- 改修前 0.32
- 改修後 1.51
After リノベーション後
Before リノベーション前
Process リノベーション施工中
Point 技術的なポイント
省エネの観点からは、将来太陽光パネルが設置できるよう、既存寄棟であった屋根を片流れ屋根へ変更し、さらに建物荷重も軽くするため瓦屋根からSGLガルバリウム鋼板へと変更した。
Plan 間取り
基本的に既存の間取りを極力変えない方向で進めたが、2階の1階に対する乗りが著しく悪い箇所もあり、そこは2階の荷重がかかる梁を受ける為、柱を新設し補強した。
生活面としては洗面脱衣室とユニットバスが狭かった為、トイレを階段下へ移動し、それぞれが1坪ずつ確保できるよう変更した。
また既存階段は急こう配で危険であったため、踏み幅を広くし、段数も増やして、緩やかで登りやすく架け替えた。
それにより階段の総長さが長くなるため西側へ延ばし、2階の隅柱の直下も柱で受けられるようにも配慮した。
LDKはキッチンを対面型に変え、和室との境界にあった壁を無くし(一部耐力壁として残している)、16帖から20帖へと広く一体的に使えるよう変更した。
2階にはトイレを新設し、子供室2部屋間をクローゼットで仕切り防音性にも配慮した。
また敷地に対する建物配置として、元々車が1台しか停められなかった為、既存西側の和室凸部分を減築し、さらに窓等出ていた壁も撤去し、できるだけ建物が整形になるように調整した。
それにより縦列ではあるが2台駐車できるようになった。





























築42年の中古住宅を新築レベルの性能(断熱等級6 G2:0.41W/㎡・K、気密:0.4c㎡/㎡、耐震:評点1.51)まで引き上げた。
生活動線の再考に伴い、無理のない間取り変更や駐車スペース確保のための減築、全体的なデザインも一新し、これから長く住み継ぐための高性能化リノベーションを施した。