- 耐震+断熱
- 持ち家リノベーション・リフォーム
- 中部
先人の想いを残す住まい
2024年度
特別賞受賞
- 構造木造平屋建て
- エリア中部
- 既存築年 1950年
- 改修竣工年月2021年
- 敷地面積427.25㎡
- 延床面積86.89㎡
- 金額 3,000万円~3,500万円
断熱
- 等級
- 7
- 省エネ地域区分
- 7地域
- UA値
- 改修前 3.06w/㎡・K
- 改修後 0.26w/㎡・K
- (改修前の11.70倍に向上)
耐震
- 上部構造評点
- 改修前 0.17
- 改修後 1.23
After リノベーション後
Before リノベーション前
Process リノベーション施工中
Point 技術的なポイント
玉石基礎のためどのように補強するのか悩みながら12本の柱を残しながらRC基礎を造りました。今思い返すとよりよいやり方があったように思いますがいい経験値となりました。
方位が45度近く振り南東側の敷地が





















築70年を超えた三世代にわたり受け継がれ私が育った家。
17年前、私を育ててくれた祖母は、この家でヒートショックによって命を落としました。当時、私は家の断熱性能が問題であることを、恥ずかしながら知りませんでした。しかし、仕事を通じて断熱と気密の重要性を学びました。
その後、空き家となった家を単に解体するのではなく、資源を大切にし、次世代に引き継げる住まいにしたいと考え、現代の性能に合わせたリノベーションを行いました。
雨漏りがひどかったため、土葺きの屋根を含む全てをフルスケルトンにし、構造上重要な12本の柱を残したまま、耐震断熱改修を施しました。その結果、外皮平均熱貫流率(UA値)0.26、上部構造評点1.23、相当隙間面積(C値)0.78㎠/㎡まで性能を向上させることができ、年間を通して夏も冬も1台のエアコンで全館冷暖房を実現しました。
また、同じ敷地内にあった解体された家屋の太陽光パネルを一時避難させ、新しい屋根に再設置し、再利用しています。