- 耐震+断熱
- 持ち家リノベーション・リフォーム
- 首都圏
住まいと暮らしのセカンドステージへ
2025年度
特別賞受賞
- 構造木造在来2階建
- エリア首都圏
- 既存築年 1995年 (築30年)
- 改修竣工年月2024年4月
- 敷地面積100.07㎡
- 延床面積91.98㎡
- 金額 3,250万円
断熱
- 等級
- 3
- 省エネ地域区分
- 6地域
- UA値
- 改修前 0.45w/㎡・K
- 改修後 1.45w/㎡・K
- (改修前の3.20倍に向上)
耐震
- 上部構造評点
- 改修後 1.05
After リノベーション後
Before リノベーション前
Process リノベーション施工中
Point 技術的なポイント
・構造用面材を多用して、引き抜きをできるだけ分散した。
・直下率と偏心率はできる限り配慮した。
Plan 間取り
断熱性能を高めることで廊下を設けないゆとりあるLD空間を叶えた。玄関の拡張は収納や空間のゆとりをもたらすだけでなく、柱の増設を可能とし直下率を上げ、耐震評点を上げることができた。















【性能・施工内容】構造変更コストと暮らしやすい動線を両立。主要な架構を残しつつ、耐震補強、断熱改修を行い、断熱等性能等級6を確保。UA値1.45→0.45、Q値4.492→1.662(W/㎡・K)。日射シミュレーションにより、冬場は主採光面から日中は日射取得を行い、窓近くの床はタイル仕上げにすることで簡易ながら蓄熱を利用できる。床は大引根太間のセルロースファイバー135mm、天井は300mmのセルロースファイバーと、北側斜線にかかる勾配天井は屋根断熱とし200mmのセルロースファイバーとした。各室に通気用の開口部を設け、1・2階の空間が一体になっているため暖房効率が良く省エネに貢献。一日の生活の動きの中で温度差ストレスが極力なくなるよう配慮。換気は第三種換気。サッシは樹脂サッシにLow-E複層ガラスを使用し、断熱等性能等級6をクリアした。
【施主様ご要望】新築時より約30年住まわれたお家。お子様たちも巣立ち、ご夫婦2人が快適に住まえる家にすべく、断熱性能、耐震補強の見直しをしたい。
【プラン決定のポイントと工夫】断熱性能を高めることで廊下を設けないゆとりあるLD空間を叶えた。各所に設けた大容量の収納で物を整え、扉を白にすることで壁と一体化。キッチンやタイルの色味も抑えることで視覚的なノイズを最小にし、造作ダイニングの木と植物のグリーンが映えるインテリアとした。玄関の拡張は収納や空間のゆとりをもたらすだけでなく、柱の増設を可能とし直下率を上げ、耐震評点を上げることができた。また新基準に合わせてオープンな階段に架け替え、1.2階全体が明るく、通風も向上した。
【施主様ご感想】収納が増えて物に住所ができ、整えることができます。キッチン窓の棚やインナーテラス等、家の中でもグリーンを楽しめる場所がたくさんできて嬉しいです。物だけでなく、気持ちも整い、安穏な生活ができる家になりました。