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この素敵な五月に。

2024年度 性能向上リノベデザインアワード 選考委員賞受賞
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  • 構造木造在来工法
  • エリア中国
  • 既存築年 1985年 (築39年)
  • 改修竣工年月2024年3月
  • 敷地面積183.64㎡
  • 延床面積105.16㎡
  • 金額 2,550万円

断熱

等級
6
省エネ地域区分
6地域
UA値
改修前 1.88w/㎡・K
改修後 0.31w/㎡・K
(改修前の6.00倍に向上)

耐震

上部構造評点
改修前 0.63
改修後 1.53

五月が丘団地に建つリノベーションモデルハウスにも存分に取り入れています。またリノベーションで向上した性能を見て頂くだけでなく、地域の方が気軽に集まる事のできる場として活用してもらいたい、という思いも込めて「この素敵な五月に。」と名付けました。

After リノベーション後

1階は和室部分をキッチンにして大きなLDKになる様にしました。水まわりも2階から1階へ集約しています。室内は無垢材や造作材を多く採用して自然素材で気持ちの良い空間になりました。窓の内側には江田島市能美町で作られた紙布を使用した簾戸を設置しました。

外観はホワイト色を基調としたシンプルなデザインにしました。外構の一部については近隣の大学の方や地域の方たちと今後作り上げていく予定にしています。
外壁は外張りのEPSの上から左官仕上げをしました。窓は全てAPW430にしました。玄関は広島県産の断熱木製玄関ドアを採用しました。
南面には大きな窓を設け、外部にはリウッドデッキと木目調テラスのソラリアを設置しました。またお庭には小さな畑を作っており、OB様や地域の方とのイベントに活用しています。
玄関は内部と外部をフラットにして段差を作らない様に安全設計しました。
窓は全てトリプルガラスのAPW430を採用しています。2階の南面にはブラインドシャッターを採用しました。
リビングは対面式のキッチンに更新し、床材も無垢のナラの床材を貼りました。
玄関の部分は框部分の高低差を無くして安全にスムーズな出入りができる様に工夫しています。安全持続性能評価もこちらのお家では受けています。
南面の大きな窓の部分には江田島市能美町で作られた紙布を採用した簾戸を設置しました。
階段は新たに掛け替えて、踏み面、蹴上共に小さくして安全に階段の上り下りができる様にしました。踏み板の先端には滑り止めも施工しています。

Before リノベーション前

改修工事前のお家は夏暑く、冬寒い昔の家の典型の様な建物でした。間取りも狭く感じる間取りで開放感が無く、暗いイメージのお家でした。耐震性も現代の基準には及ばない性能でした。

既存の建物はほぼ総2階のシンプルな建物でした。外観はほぼ変更せずに断熱窓や断熱材で高断熱化を行い、室内を大きく解体して耐震補強工事を行う計画を立てました。
窓はガラスルーバー窓などが採用されており、冬場は窓際がとても寒いお家でした。
リビングと隣接した和室がありましたが客間としてしか使用され取らず、今回のリノベーションで大きなLDKに変更する計画を立てました。
玄関ホールは段差があり、廊下と共にとても寒い空間でした。
南面にはアルミのバルコニーがありました。窓にも雨戸などがついており、昭和の時代の住宅の外観でした。
1階はリビングの横に客間の和室がありました。
2階寝室は西に面している事もあり、夏場はとても暑い空間になっていました。
階段は踏面も狭く、急な階段でした。また単板ガラスの窓でしたので階段を通して冷気が1階に落ちて来てとても寒い空間でした。
工事の前には第3者のインスペクションを受けました。

Process リノベーション施工中

断熱工事においては壁の充填断熱と共に既存のモルタル外壁を撤去せずに上から防水塗料を塗ってEPSを50㎜貼り付けし、その上から仕上げ材を左官仕上げしました。廃棄物を少なくしながら断熱性能を向上させて、かつ建物の重量が大きく変わらない様に工夫をしました。耐震工事においても既存の躯体をほぼ変更せずに、間取りと耐震性を向上させました。
小さなエアコン1台で冷暖房できる様に建物全体、各部屋の負荷計算を行い小さなエネルギーと最小限の設備で快適過ごせる様に工夫しています。

室内解体工事の状況。新耐震基準の建物でしたが、基礎は布基礎でした。床を一度全て解体して床下には防湿コンクリートを施工しました。
床の断熱材は大引き間に90㎜、根太間に45㎜の合計135㎜の断熱材を施工しました。
充填断熱は高性能グラスウールを105㎜施工しました。
玄関ドアはユダ木工の超断熱ドアを採用しています。
耐震補強工事は筋交いや合板を採用して施工しました。室内側の既存の壁を活かして耐震化しています。
金物補強。耐力壁の端部には金物を設置しました。
窓は全てトリプルガラスのAPW430を採用しました。
屋根の断熱は吹付ウレタンフォームを200㎜せこうしています。
外壁の付加断熱は既存のモルタル壁を撤去せずに上から防水塗料を施工し、その上からEPSを50㎜施工しました。

Point 技術的なポイント

断熱工事は壁の充填断熱と共に既存のモルタル外壁を撤去せずに上から防水塗料を塗ってEPSを50㎜貼り付けして仕上げ材を左官仕上げしました。廃棄物を少なくしながら性能を向上する事が目的で採用しました

Plan 間取り

既存の間取りは昭和の時代にはよくある客間のある間取りでしたが、リノベーションのプランでは各部屋の間仕切りを少なくして小さなエアコン1台で冷暖房できる空間にしました。家事動線を考えて若いお施主様にも使い勝手の良いプランを採用しました。暖かく、涼しく、快適に暮らせるお家にしています。庭とのつながりや季節を感じる事ができる様な暮らしの提案をしています。

Before リノベーション前

After リノベーション後

Company 企業紹介

旭ホームズ株式会社

保有資格
  • 既存住宅状況調査技術者
  • 耐震技術認定者
  • CASBEE建築評価員
  • 一級建築士
  • 二級建築士
  • 宅地建物取引士

私たち旭ホームズは創業40年を迎えた地域密着の工務店になります。注文住宅、性能向上リノベーション、リフォームとお客様のニーズに合わせて少人数ですが資格を持った断熱、耐震、不動産、融資のプロがご対応させて頂いています。

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