- 耐震+断熱
- 買取再販(リノベーション済物件)
- 首都圏
買取再販+長期優良住宅化リノベーション「横浜桂台の家」
2024年度
選考委員賞受賞
- 構造木造在来工法2階建て
- エリア首都圏
- 既存築年 1981年
- 改修竣工年月2023年
- 敷地面積251.52㎡
- 延床面積151.58㎡
- 金額 2,500万円~3,000万円
断熱
- 等級
- 7
- 省エネ地域区分
- 6地域
- UA値
- 改修後 0.24w/㎡・K
耐震
- 上部構造評点
- 改修前 0.40
- 改修後 1.51
After リノベーション後
Before リノベーション前
Process リノベーション施工中
弊社は、自社で中古住宅を買い取り、建築士・工務店と共に性能向上リノベーションを施したあと、不動産市場で再販する不動産事業者です。
本物件は築40年超で、通常であれば壊されてしまう築年数でしたが、前オーナー様は、高齢者施設に入るために売却することになったけど建物を使ってもらえる人に売りたいという思いが強く、仲介会社を通じて弊社に依頼があり、買取再販+長期優良住宅化リノベーションとして事業化したプロジェクトです。
■リノベーションでのパッシブハウスに挑戦
これまでに自社リノベ再販物件の高断熱化を実践するなかで、更に高いレベルにチャレンジしようと考え、リノベーションでのパッシブハウス(=エナフィット認定)を目指そうと思い、設計施工は株式会社ラクジュ様に依頼しました。
・全窓APW430、充填断熱+付加断熱を採用、Ua値0.24を達成
・ダクト式第一種熱交換換気システムを導入
・年間暖房需要11.57kwh/㎡<20kwh/㎡ (基準達成)
・50pa時の換気回数1.2回>1.0回 (基準未達成)
このように、外皮性能と年間暖房需要は基準を達成できたものの、気密性能(基準は換気回数)が未達成の結果となり、エナフィット認定申請は断念することになりました。
■挑戦して得た課題
下屋根まわりの気密処理、床断熱・天井断熱での気密性確保は容易ではなく、相当な神経と労力を費やすことが解りました。既存住宅でのダクティングの難しさも痛感しました。既存瓦屋根を残したため太陽光パネル搭載にも躊躇があり、次なる挑戦への課題と貴重な経験を得ることができました。
■性能値
長期優良住宅認定(増改築)
横浜市省エネ住宅補助制度利用
耐震性能:上部構造評点1.51
断熱性能:Ua値0.24 / ηAC値1.1
年間暖房需要:11.57kwh/㎡
気密性能:C値0.5(50pa時の換気回数1.2回)